この記事では、クリア塗装をしたいのにできないと言われた。自分の外壁にクリア塗装ができるのか心配。などのお悩みを解決いたします！
また、クリア塗料の特徴も合わせて書いておきますね。
では参りましょう。
■まず、そもそもクリア塗装ってなに？
クリア塗装とはその名の通り、透明なんです。ですので、サイディングの模様をそのまま残したい方にはおすすめです。
クリア塗料は他の塗料と違い下塗りを行わず、クリア塗料を2回塗るだけなので、下塗りから行う塗料に比べて塗膜厚が薄いです。ですので、実際に塗る面の既存塗膜に保護膜を作るという種類の塗料になります。
一般的な塗料で作る塗膜は、その塗膜だけで強い塗膜が作れますが、クリア塗装は健全な既存塗膜＋クリア塗膜で強い塗膜が作れるので、クリア塗料は補助的な役割といったい感じになります。
■クリア塗装のメリット
① 外壁の見た目を維持できる
② 光沢・艶がよみがえる(現状に艶や光沢がない場合は、艶や光沢を加えることができる)
③ 下塗りを行わないので、工事費が安くなる
④ チョーキングが起こらない
■クリア塗装のデメリット
① 劣化した外壁には塗装できない
② チョーキングしている外壁には塗装できない
③ 塗装できる外壁の種類が少ない
④ 通常の塗料より耐候年数が短い
お待たせいたしました！
チョーキングしているとクリア塗装が塗れない理由です！
まず一つ目は、チョーキングがひどいと、高圧洗浄でしっかりと洗い流しても多少は顔料の粉が表面に残ってしまいます。この状態でクリア塗料を塗ると、表面に残っている顔料の粉が塗料に混ざり、白濁してしまう可能性があるからです。
そして二つ目は、冒頭にもお伝えした通り、健全な既存塗膜があってこそのクリア塗装なので、チョーキングしていると塗膜が脆弱になっている証拠なので、塗膜の剥離や塗料の耐久性が発揮できなくなる可能性があります。
以上が、チョーキングしているとクリア塗装できない理由です。
もし、自分の家の外壁がチョーキングしているにもかかわらず、クリア塗装をすすめてくる業者がいればご注意ください。
知識不足からの不具合施工につながる可能性が高いですよ。
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